女性の仕事というと、一昔前は結婚や出産を機に退職が暗黙の了解となっている会社もあり、男性視点からすると腰掛けともいわれていました。現在では結婚や出産の後も働き続ける人も増えていますが、それでも30代になると男性と女性の就業率は差が出てきます。なので男性視点からするとどうしても女性の仕事は退職を前提にしたものであり、高給を狙ったり職場の出世競争を勝ち抜こうと考えている人は少ない、と捉える人も多くいます。一言で言うと女性の仕事に対する意識や責任感はあまり大きくない、と男性は考えがちです。そのために重要な仕事は男性だけで回そうとしたり、女性にはあくまでもサブ的なポジションを要求したりすることも多く、女性は出世しづらいのが現状でもあります。しかし女性の購入層や市場を考えた時に女性の視点というものは必ず必要となります。今後は女性が仕事で活躍する場は更に増えてくるでしょう。そのための意識改革として男性は偏見を改める必要がありますし、女性は「自分は退職するから」と甘えた考えを持つのではなく、しっかりと働いているときは職場で成果を上げることを意識し、自分のことだけではなく、女性全体が男性の偏見に打ち勝つように努力していくことが必要となります。男性だから、女性だからという偏見を持つのではなく、お互いに得意分野を活かす形で人材を活用していくことが求められます。それは家庭でも同じで、家事や育児は妻外で働くのは夫という昔ながらの役割分担を決め付けるのではなく、お互いの領域を開放しあって協力し合えるようにしていきましょう。